残業代が手当てに!?固定残業代について知ろう!

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残業代はどこ!?

残業をしているのに「残業手当」がない…

 

給与明細を見て、そう思ったあなた。
もう一度、給与明細を見てください

 

営業手当」とか「職務手当」とか、よく分からない手当がついていませんか?

残業代はどこ!?

 

よくよく思い返してみると、面接の時に、
うちの残業代は営業手当に含まれてるから」と言われた覚えがあったら、
それは固定残業代です。

どこに入っているかは会社次第

固定残業代は、毎月、「これぐらい残業するだろう」と思われる時間分の残業代を、あらかじめ定額で支払う制度です。

 

基本給に入っていることもありますし、
営業手当や職務手当、あるいは役職手当などに入っていることもあります

 

固定残業代が給与明細にどう明記されているかは会社次第

どこに含めるかは、会社次第です。

 

ただし、固定残業代を導入するためには、条件があります。

 

固定残業代を導入するための条件とは!?
就業規則に明記すること

会社のルールを定めた就業規則(賃金規定)に、基本給や手当に残業代が含まれていることを、きちんと明記しなければいけません。

 

労働契約書や労働条件通知書できちんと伝えること

何時間分の残業代がいくら含まれているのか、書面で従業員に伝えなくてはいけません。

 

差額は追加で支払うこと

設定した時間を超えて残業した場合は、超えた部分の残業代を追加で支払わなくてはいけません。

 

これが大きなポイントです。

 

ちなみに、設定した時間を超えなかった場合には、差額を返せ、あるいは引いて支払う、ということはできません

 

払うと決めた金額はきちんと払い、なおかつ足りない場合には追加で支払うという、従業員に有利な制度なんです。

 

ただし、表面上は、ですけど…

 

基本給が最低賃金を下回らないこと

表面上、従業員に有利だと言ったのは、ここがポイントです。

 

基本給をうーんと下げて、固定残業代を高くしておくと、会社は損することがありません。

 

もともと払うつもりでいた金額で、残業代までまかなってしまうからです。
だから、制限を加えています。

 

基本給の部分を1ヶ月の所定労働時間で割ったときに、最低賃金を下回ってはいけません
少なくとも、最低賃金分は基本給を出さないといけないのです。

固定残業代で、残業単価も下がる

もう1つ、大事なポイントがあります。
固定残業代を導入すると、残業単価も下がるのです。

 

固定残業代で残業単価も下がる

たとえば・・・

  • 基本給が18万円のAさん
  • 基本給20万円(固定残業代20時間分25,000円を含む)のBさん

 

Aさんの残業代=18万円を所定労働時間で割った額の1.25×残業時間になります。

 

Bさんの残業代=175,000円を所定労働時間で割った額の1.25×残業時間になります。

 

もちろん、Bさんは、残業時間が20時間未満だったら、20万円以上もらえません

 

Aさんは、やった時間分だけ、さらに残業代がもらえます

 

見た目の基本給はBさんの方がいいのですが、Aさんの方が結果的に給料が高くなるのです。

コラムでホッと一息

見ていて多いと思われるのは、運転手さんと、営業マン。

 

まず間違いなく残業が発生するので、あらかじめ含めておくと、残業代が減らせますし、未払い残業代が発生するリスクも抑えられます。

 

あとは係長クラスの管理職の方ですね。
課長クラスから上になると、管理監督者だから残業代なし、ということにしてしまいます。

固定残業代が手当てに!コラム

 

基本給だけで飛びつかないように、転職の際には慎重に
なりましょう。
何か注記がないか…小さな文字には特に注意ですよ。