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証拠がないと始まらない

未払いの残業代を請求するには、まず
証拠を集め、自分で残業代を計算します。

 

これが、事前の準備がないとなかなか難しいんです。
なぜかと言うと、「証拠」は会社が持っている場合が多いからです。

 

タイムカードにしても、ICカード等による入退館記録にしても、会社にあります。

 

パソコンのログアウトの時間など、残業時間を推定できる証拠もあるのですが、いずれにしても客観的な証拠は会社にある場合がほとんどです。

 

なかには、タイムカードを一時的に預かる(その間にコピーをとる)ことができる会社もあるかも知れませんが、未払いが発生している自覚がある会社はそんなことはさせてくれません。

 

となると、自分で集められる証拠は何か。

未払い残業代を請求するにはまず証拠を準備する

 

それは、メモです。
手帳でも、日記でも、場合によっては携帯から家族に宛てた帰るメールでも、形は何でもいいのですが、時間が分かるメモを残しておく必要があります。

労働時間の集計が間違っていないか

就業・終業時刻が分かったら、次は集計です。

 

給与明細の労働時間と、自分の計算結果とに差がある場合、まず会社の集計方法が間違っています。

 

朝礼や全員清掃の時間を入れていない
15分まるめや30分まるめをしている

 

特に「まるめ」はよく行われていますが、
1日の労働時間をまるめるのは、違法です。

 

法律では日々の労働時間は1分単位で集計しなければならず、1ヶ月分で1時間未満の端数が出た時に、30分未満は切り捨て、30分以上を切り上げることは認められています。

請求する方法は2ステップ

労働時間を1日単位、週単位で集計します。
法定労働時間である1日8時間、週40時間を超えた部分が計算できたら、時給換算した金額の1.25倍をかければ、残業代が分かります

 

もらった残業代との差額を会社に請求しましょう。

 

これは書面で行います。

 

具体的には「内容証明郵便」をという郵便局が行っているサービスを使い、
この書面を会社に送りました、という事実を書面コピーに日付をつけて証明してくれます。

 

内容証明郵便を送ってもなしのつぶてだったら、
次に出てくるのが労働基準監督署です。

 

証拠もあり、会社に内容証明郵便も送ったが対応してくれなかった、と訴えれば対応してくれます。

未払い残業代を請求ステップ

 

労働基準監督署は、いきなり行っても、まずは会社と話し合ってくださいと門前払いしますので、内容証明郵便を出して会社の反応を確かめてから行ってください。

コラムでホッと一息

会社に残るつもりがあるかどうか。
これを一番先に考えてください。

 

内容証明郵便を出すにしても、労働基準監督署に行くにしても、会社はあなたが残業代請求していることを知ります。

 

実は、労働基準監督署には匿名でメールによる訴えをすることもできるのですが、匿名ですと動きはにぶいです。

 

なぜなら、会社に対して「こういう証拠があるから調査する」と強く出られないからです。

 

ですから、確実に未払い残業代を回収したいなら名前を出すしかないのですが、その代わり、明らかな嫌がらせがないとしても、周りからの視線に耐え切れなくなって結局辞めることになるパターンがほとんどです。

未払い残業代を請求コラム

 

これからの人生設計もかかってきます。自分がどうしたいのか、考えてから請求しましょう。